その時が来るのを待っているだけ…

だが、残りが短くても、まだ幸せはある。

ぼくが1番イキイキしている時間だ。

そしてぼく達を「観たい」と集まってくる人間達。

この人間達を楽しませる事だけで

本当にそれだけなのだろうか？

人間が水を与えにきてくれた時、

その人達の中に手伝いにきていた

「この沢山のひまわりはこの後どうなるの？」

その時、運良く近くにいたので、

聞けると思い必死にその答えを待った…。

「枯れた後、このまま土に埋めて

元気に育ってくれたひまわりは

作物が健康的に美味しく育ってくれるから

人生が終わるかと思っていたが、

枯れてタネになるだけではなく、

他の植物の生きる手助けになるんだと！

同じ疑問を抱いてる仲間が居ると思い、

他の作物に生きる力を与えることだ』

僕は枯れてしまうだろう。かんかん照りの太陽の下、周りにいる10万本の仲間達も

超ショートショート小説

『ひまわりのその後』

無料会員限定と有料会員限定の記事の閲覧ができます。

ニュースレターつきメディア運営サービス

{{name}} さんに質問・リクエストを送ろう！